ビットコイン85万枚が消失したマウントゴックス事件とは?

ビットコインと言えば、

マウントゴックス事件」

を思い出す。

それぐらい

マウントゴックス事件」は

当時の日本、いや世界中に

衝撃を与えました。

日本人にとっては、

ビットコイン=怪しい・危うい」

というイメージが焼付く

結果となった事件です。

最近になって仮想通貨投資を

始めた人の中には、

マウントゴックス事件」

と言っても、

衝撃的な事件だったという

イメージしかない方も多いでしょう。

そこで、今一度、

マウントゴックス事件」

とはなんだったのかを

まとめてみたいと思います。

取引所のビットコイン85万枚が消失

その衝撃的な事件が

世に知られたのは、

2014年の2月28日、

マウントゴックス社のCEOである

マルク・カルプレス被告が行った

記者会見でした。

東京地裁への民事再生法の適用を

申請し、それと共に85万枚の

ビットコインと、顧客からの

預かり金28億円が消失したことが

発表されたのです。

ビットコインのマウントゴックス事件

マウントゴックス社とは

マウントゴックス社は

2009年にトレーディングカードの

交換所として設立されました。

設立したのはジェド・マケーレブ氏。

その後2010年には

ビットコイン交換所に事業転換し、

ビットコインの交換所と

ウォレットの提供を行っていました。

2011年にマルク・カルプレス被告が

マウントゴックスを買い取り、

経営者となりました。

そして2013年4月には

世界のビットコイン取引量の

70%を占めるまでになりました。

事件の概要

事件が広く世に知られたのは、

マルク・カルプレス被告の

記者会見がきっかけですが、

事件そのものは2011年から

始まっていました。

2011年6月19日、

ハッカーにより取引所の

ビットコイン価格が

1セントに引き下げられ、

大量のビットコイン

不当な価格で買い取られました。

数分後には、

正当な取引価格に見合うように

訂正されましたが、その時の

影響額は875万ドルと

伝えられています。

2013年4月11日から

12日午前2時まで、

取引を一時停止。

マウントゴックス

「市場のクールダウンのため」

と発表。

この時、ビットコイン価格は

100ドルから55.59ドルまで

下落します。

2013年11月、

マウントゴックスから顧客への

出金に遅延が発生しはじめ、

アメリカの雑誌でも報じられる。

2014年2月7日、

ビットコインの払い戻しがすべて停止。

2014年2月24日、

マウントゴックスの全取引が

中止され、WEBサイトも削除される。

2014年2月28日、

東京地裁に民事再生法の適用を

申請(後に棄却される)し、

マウントゴックスは破たん。

記者会見で

マルク・カルプレス被告は、

「ハッカーによってビットコインが盗まれた」

と発表。

消失したのは

顧客のビットコイン75万枚と

自社保有分10万枚、

顧客からの預かり金28億円。

その後の展開

2015年8月1日、

マルク・カルプレス被告が

逮捕される。

口座データを改ざんし、

自身の口座残高を水増ししたとして、

私電磁的記録不正作出・同供用の容疑。

同21日、顧客からの預かり金を

着服したとして業務上横領の容疑で

再逮捕。

2017年7月、

マルク・カルプレス被告の

裁判が開始。

裁判は現時点(2018年2月)で継続中。

なお、事件後、

ビットコインが通貨なのかどうかで

議論となり、日本の財務省は

「通貨ではなくゲームコイン」

との判断をしています。

最近の動き

2017年12月には一部の債権者が、

破産手続き中のマウントゴックス

に関して、東京地裁へ

民事再生手続きへの変更を

申し立てています。

さらに2018年2月、

一部の債権者がマウントゴックス

破産管財人に対して

合計で約20万枚のビットコイン

返還を求めて東京地裁に提訴しました。

結局なんだったのか

マウントゴックスの事件は

結局のところ、なんだったのか。

一度目のハッキングは事実としても、

記者会見でマルク・カルプレス被告が

発表した

「ハッカーによる流出」

はウソで、被告本人も含めた

内部の者による横領である

という見方が大勢を占めています。

まだ裁判は継続中なので、

確かなことは言えませんが、

「外部からのハッキング」と

「内部の者の横領」が

ミックスした事件ではないかと

ボクは思います。

マウントゴックス事件の教訓

ビットコインのマウントゴックス事件

マウントゴックス事件を受けて、

仮想通貨の投資家の間では、

仮想通貨の流出を「GOX

と呼ぶようになりました。

この事件が残した教訓は、

「仮想通貨は自分で管理するのが鉄則」

ということです。

ですが、残念ながら、

この教訓は生かされませんでした。

2018年1月にはコインチェックの

ネム流出事件が起きてしまいました。

仮想通貨の投資をする上で、

マウントゴックス事件、

コインチェック事件は

強烈な戒めとなるでしょう。

ハードウォレットにせよ、

ソフトウォレットにせよ、

「自分で管理する」

ということを真剣に

考えなければなりません。

>>>仮想通貨のウォレットとは