ビットコインは量子コンピュータで無価値になるか?

ビットコイン量子コンピュータで崩壊する」

ビットコインと量子コンピュータ

このような話を耳にしたことの

ある人も多いでしょう。

夢の技術である量子コンピュータ

ビットコイン

何の関係があるのでしょう?

ビットコイン量子コンピュータ

関係についてやさしく解説します。

ビットコインは量子コンピュータで無価値に!?

ビットコインの最大の脅威は

量子コンピュータであると言われます。

どういうことでしょうか?

そもそも量子コンピュータとは

なんなのか?

なぜビットコインの脅威になるのか?

詳しく見ていきましょう。

量子コンピュータとは?

ビットコインと量子コンピュータ

量子コンピュータとは

量子力学にもとづいて

研究されている

次世代のコンピュータです。

従来のコンピュータとは

全く違う仕組みで動く

コンピュータであり、

実用化へ向けて

研究が続けられています。

驚くべきはその性能で、

従来のコンピュータに比べて、

1億倍の処理スピードで

動くとされています。

カンタンに言ってしまうと、

現在のスーパーコンピュータを

はるかにしのぐ性能を持った

コンピュータということですね。

すでに、2011年には

カナダの会社が世界初の

量子コンピュータ

発売しています。

日本でも、2017年11月には

NTTがインターネットで

公開利用を開始しています。

ビットコインが危ない!?

量子コンピュータ

ビットコインの脅威になると

言われる理由は、

その処理速度にあります。

懸念されている点は主に2点です。

●暗号化が破られる

ビットコインは暗号通貨です。

暗号化するのには

「公開鍵暗号方式」

という方法が使われています。

この方式ではデータを暗号化する

「公開鍵」と、

暗号化されたデータを元に戻す

「秘密鍵」が使われます。

具体的にどこに使われているか

というと、ビットコイン

ウォレットに使われています。

>>>仮想通貨のウォレットとは?

ウォレットアドレスが公開鍵です。

取引所などのウォレットでは、

秘密鍵を取引所が管理しているので、

ふだん私たちが目にすることは

ありません。

ペーパーウォレットや

ハードウォレットでは

秘密鍵を自分で管理

することになります。

この「公開鍵暗号方式」では、

「秘密鍵から公開鍵を作成すること」

はカンタンなのですが、逆の

「公開鍵から秘密鍵を作成すること」

は極めて困難です。

ただ、この「極めて困難」というのは、

「現在のコンピュータの性能では」

という条件が付きます。

現在のコンピュータの能力を

はるかに超える、

量子コンピュータなら、

カンタンにこれを突破できると

考えられています。

つまり、

暗号化が破られるわけですね。

暗号化が破られてしまったら、

ビットコインはカンタンに

ウォレットから引き出されて

しまいます。

そうなるともうビットコイン

使う人はいなくなってしまいます。

つまり、ビットコイン

無価値になるわけですね。

ビットコインと量子コンピュータ

●記録台帳が改ざんされる

ビットコインでは、10分に1回、

「ブロック」と呼ばれる

取引データのカタマリが

ブロックチェーンに

追加されていきます。

>>>ビットコインの仕組み

その際、改ざんを防ぐための

決まりとして、

「最も長いブロックチェーンを正しいものとする」

という決まりがあります。

これは、

改ざんしようとする悪意を持った人

よりも、

正しい記録を残そうとする人たち

の方が圧倒的に優勢で、

スピード的に追いつけないだろう

という仮定のもとに

決められているものです。

しかし、

もし悪意を持った人が

量子コンピュータを使ったら、

話は別になります。

改ざんするスピードの方が上回り、

改ざんされたブロックチェーンが

正しいものとして

機能することになります。

そうなったらビットコイン

信用できないものとなり、

やはり使う人はいなくなって

しまいます。

危ないのはビットコインだけではない

ビットコインと量子コンピュータ

量子コンピュータ

ビットコインにとって

脅威となると言われる意味は

分かっていただけたかと思います。

現在の試算では、

2027年には量子コンピュータ

によってビットコイン

崩壊するとも言われています。

しかし、

なにもビットコインだけに対して

脅威となるわけではありません。

たとえば、

ビットコインにも使われている

「公開鍵暗号方式」。

この暗号方式は、

現在では信頼できるものとして、

広く仮想通貨以外にも

使われています。

身近なものとしては、

インターネットでウェブを

閲覧する際に、

サイトのアドレスが

「https」

で始まる場合は

「公開鍵暗号方式」

が使われています。

その他にも、

e-Taxで確定申告をする際などの

「電子署名」でも使われています。

ようするに、

セキュリティ上の脅威は

あらゆるところに及ぶわけです。

量子コンピュータが脅威となるか?

量子コンピュータが、

ビットコインにとって、

脅威になるかと言えば、

なるでしょう。

しかしそれは、

まだまだ先の話です。

量子コンピュータ

まだまだ研究段階であり、

一般に普及するようになるのは

いつになるかはわかりません。

それに、

上で書いたようなビットコインへの

脅威となる点についても、

すでに予測がついているわけですから、

なんらかの対策がとられることに

なるでしょう。

ビットコインそのものが

生まれ変わるのか、

新たな仮想通貨ができるのか、

どうなるかはわかりません。

ただ、

すでにその対策の動きは

始まっています。

量子コンピュータ耐性のあるアルトコイン

量子コンピュータにも

打ち勝てるとするアルトコインが

すでに開発されています。

NEO(ネオ)
ADA(エイダコイン)
IOTA(アイオータ)
QTUM(クアンタム)
QRL(クアンタム レジスタント レジャー)
HSR(エイチシェア)
IOC(アイオーコイン)
XSH(シールド)

などです。

これから生まれるアルトコインは、

量子コンピュータ耐性を持った

ものが主流になるかもしれません。

仮にビットコインが対応できなければ、

これらのコインがビットコイン

とってかわることになるでしょう。