今週2018年11月14日、
仮想通貨は大暴落しました。
昨年の今頃とは真逆の様相です。
ビットコインは
節目と思われていた5600ドルを下回り、
日本の取引所では一時的に60万円を
下回ったところもあったようです。
イーサリアムは2万円を割り込み、
ビットコインキャッシュは
最大の下げ幅となりました。
年明けから続く下落相場は
いつまで続くのでしょう。
年末には市場高騰の噂もありましたが、
ここへきて期待できなくなってきました。
仮想通貨大暴落!理由は?
理由についてはいろいろ言われています。
ビットコインキャッシュのハードフォーク
以前の記事で紹介したとおり、
ビットコインキャッシュは分裂しました。
直前まで不透明感が漂い、
ハッシュパワー戦争の結果、
分裂したわけですが、
マイナー主導の混乱が市場に嫌気を
もたらしたとも言われています。
IMFラガルド専務理事の発言
IMFのラガルド専務理事が、
「中央銀行発行デジタル通貨の可能性を検討するべきだ」
と発言したことも要因の一つとして
挙げられています。
この発言は、
分散型統治を基調とする仮想通貨の
終焉を予感させる発言です。
中央銀行が仮想通貨を発行すれば、
基本的にステーブルコインとなります。
仮想通貨が現実世界に浸透していく力には
なるわけですが、ステーブルコインでは
基本的に値動きがなくなりますから、
投資対象としては魅力がなくなります。
米株式市場下落による投資家心理の冷え込み
アップル社のiphoneの新機種販売不振
による業績低下を皮切りに、
米国の株式市場ではダウ平均の下落が
続きました。
世界経済の指針とも言える
米株式市場の下落によって、
先行きに不安がつのり、
投資家心理が冷え込んだことも
原因の一つと見られています。
大暴落でも強いのはリップル(XRP)
大暴落した仮想通貨市場ですが、
そんな中でも強さを見せているのが
リップル(XRP)です。
やはり大暴落に巻き込まれ、
一時10%以上下落しましたが、
その後の戻りが早いです。
この記事執筆時点では、
大暴落した今週の相場の中でも
唯一価格が伸びています。
ついには時価総額ランキングでも
イーサリアムを抜いて
2位に浮上しました。
リップル(XRP)の強さは、
営業力と戦略に優れ、
もっとも実需に近い仮想通貨と
見なされているからでしょう。
もちろん
回復が早いのにも材料があります。
今回で言えば、
アメックスとUKサンタンデール銀行が
RippleNetを使ってアメリカ-イギリス間の
企業間送金を行うというニュースが
きっかけではないでしょうか。
リップル(XRP)だけは次々と
良いニュースが発表され続け、
年末の価格予想を達成するかもしれません。
期待したいところですね。