ネム(NEM/XEM)仮想通貨とは?将来性や特徴について

ネム(NEM/XEM)とは?

コインチェック事件で

連日ニュースとなり

騒がれたネム

580億円分もの流出は、

仮想通貨史上でも

最悪の盗難事件となりました。

皮肉なことに、

この事件によって

ネム(NEM/XEM)は誰もが一度は

名前を耳にしたことがある

仮想通貨となりました。

まるで数年前の

マウントゴックス事件で

有名になった

ビットコインのようです。

>>>マウントゴックス事件とは?

悪印象がついてしまった

ネム(NEM/XEM)ですが、

そもそもどのような

仮想通貨なのでしょうか?

ネム(NEM/XEM)とは?その特徴

ネム(NEM/XEM)とは

ネムとは

仮想通貨のフォーラムの有志

によって開発された仮想通貨です。

ネム(NEM)とは

New Economy Movement(新しい経済運動)

の頭文字をとって名づけられました。

通貨としてはXEM(ゼム)という

通貨単位なのですが、

一般的にはネムと呼ばれています。

ネム(NEM/XEM)の基本情報

発行上限:8,999,999,999XEM(全て発行済み)

公開日:2015年3月31日

時価総額(2018年5月24日時点):約25億ドル

ブロック生成時間:1分

ネム(NEM/XEM)誕生したのは

わずか3年前です。

ネム(NEM/XEM)は発行上限まで

すでに発行されており、

ICOによってではなく、

エアドロップで希望者1600人に

配布されたのが始まりです。

ネム(NEM/XEM)

たった3年で急成長し、

一時は時価総額ランキング5位まで

上がりましたが、

コインチェック事件以後

ランキングを下げて

現在は14位ぐらいになっています。

もちろん、

急成長したのにはワケがあります。

ネム(NEM/XEM)

後発の仮想通貨なので、

先発組の仮想通貨の

良いところを取り入れ、

悪いところを取り除いて

つくられています。

そのため期待も大きく、

日本人が開発・運営に

かかわっていることから、

日本で大きく成長を遂げました。

現在でも、

ネム(NEM/XEM)の取引量のうち、

40%は日本円での取引です。

ネム(NEM/XEM)を一言で言えば、

「多機能で民主的な仮想通貨」

です。

では、その特徴を見てみましょう。

Proof of Importance

ネム(NEM/XEM)は、

取引の承認アルゴリズムとして

「Proof of Importance(PoI)」

を採用しています。

これはネム(NEM/XEM)

最大の特徴でもあります。

ビットコインや

現状のイーサリアムは

「Proof of Work(PoW)」

です。

PoWの悪いところは、

取引の承認作業に

高性能なコンピュータで

大量の電力を消費することです。

取引の承認を行う作業を

マイニングと呼び、

マイニングに成功した者

(取引の承認権を得た者)にのみ

マイニング報酬が支払われます。

このような仕組みのため、

大資本でマイニングを行う集団が

その仮想通貨の運営に

大きな影響力を持つようになります。

そうすると、

仮想通貨の特質のひとつである

「非中央集権化」

の概念が崩れます。

その結果起こったのが、

2017年8月1日に起きた

ビットコインと

ビットコインキャッシュの分裂です。

>>>ビットコインの分裂とは?

ネム(NEM/XEM)の採用するPoIでは、

PoIスコアの高い者が取引の承認権を

得る仕組みになっています。

PoIスコアは

ネム(NEM/XEM)の保有量や、

取引の活発さなど、

ネム(NEM/XEM)のネットワークに

貢献した重要度の高さを

数値化したものです。

このPoIスコアは

数分に一度見直され、

取引の承認権の取得に

偏りが出ないように運営されます。

ハーベスティング

ビットコインなどで

マイニング(採掘)と呼ばれる

取引の承認作業は、

ネム(NEM/XEM)では

ハーベスティング(収穫)

呼ばれます。

マイニングで得られる報酬は、

その通貨の未発行分から

支払われますが、

ネム(NEM/XEM)

すでに上限まで発行済みのため、

取引手数料から支払われます。

ハーベスティングは

ある一定の条件を満たせば、

誰でも行うことができます。

高性能なコンピュータも

それを動かすための大電力も

必要としません。

一定の条件とは、

ネム(NEM/XEM)の保有量と

保有期間で決まる

「既得バランス」

が10000XEMを超えていることです。

既得バランスを得るためには、

ネム公式の

「Nano Wallet」

というウォレットに

ネム(NEM/XEM)を入れて、

しばらく待ちます。

大ざっぱに言うと、

11000XEMで1カ月くらい

待つと既得バランスが

10000XEMを超えます。

あとはパソコンを

ネットワークにつないだまま、

電源を入れておけば、

自分のPoIスコアに従って

時々取引の承認権が回ってきて、

パソコンが勝手に承認作業を行います。

承認作業を行った分だけ、

ハーベスティングによる報酬が

手に入ります。

このように、

自分でやるハーベスティングを

ローカルハーベスティングと呼びます。

このほかに、

デリゲートハーベスティング

という方法もあります。

ハーベスティングを行えるように

なったアカウントを通常ノードと

呼びますが、

自分のハーベスティングする権利を

スーパーノードと呼ばれるアカウント

に貸して、

ハーベスティングを委任(デリゲート)

することもできます。

デリゲートハーベスティングでは、

作業を他人に委任してしまいますので、

パソコンの電源をつけっぱなし

にする必要もありません。

長々とハーベスティングについて

書きましたが、儲かるかというと、

あまり儲かるとは言えません。

簡単に新しい仮想通貨を発行できる

ネム(NEM/XEM)

プラットフォームでもあるので、

新しい仮想通貨を発行できます。

しかも、

それが個人でもできるほど

カンタンです。

つまり自分の個人トークンを

発行することも可能です。

しかも、

プログラミングの知識等は

一切いりません。

必要なのは

ネム公式ウォレット「Nano Wallet」
・費用:120XEMくらい

です。

ここで出てくるのが、

ネームスペースとモザイク

という概念です。

ここではあまり詳しく

説明しませんが、

インターネットに例えると、

ドメインに当たるのが

ネームスペースです。

そしてそのドメイン内の

コンテンツに当たるのがモザイクです。

ネム自体もそういう仕組みで

発行されています。

「NEM」というネームスペースの中に

「XEM」という通貨が発行されています。

アポスティーユ

ネム(NEM/XEM)には

アポスティーユという

「公証」

のための機能があります。

例えば

自分で描いた絵を写真に撮って、

その画像ファイルを

(正確にはそのファイルのハッシュ値を)

ブロックチェーン上に

記録することができます。

「この絵は自分が書いたものだ」

という証明をブロックチェーン上に

のせることができるわけです。

他にも、

土地の登記、自動車の所有者、

あるいは後々監査が

必要になるであろう売上データ、

会社の出退勤記録など、

なんでも公証が必要と思われる

場面でこの機能を使うことができます。

「公証」というと公証人役場へ

行って公正証書を巻くというのが

現実社会でのやり方で、

当然費用が掛かりますし、

「公証人」

という第三者が必要になってきます。

ネム(NEM/XEM)

アポスティーユでは、

そのような第三者も

必要としませんし、

費用も数XEMしか掛かりません。

その上、

そうやって記録した「権利」を

第三者に譲り渡すこともできます。

投票

ネム(NEM/XEM)には

「投票」

という仕組みもあります。

インターネット上でも

yahoo意識調査などが

ありますよね。

あれは

yahooが決めた案件に対して

いくつかの選択肢の中から選ぶ

という形ですが、

ネム(NEM/XEM)の投票は

自分で案件を設定して

投票を開始することができます。

最近では株主総会で

この投票の機能を使用する

会社も現れ、

使い方によってはもっと

面白いことにも使えそうです。

取引所への送金にはメッセージが必要

ネム(NEM/XEM)には

メッセージ機能があって、

取引所へネム(NEM/XEM)

送る際には、

この入力が必須になります。

取引所ではこのメッセージに

よって個人のアカウントを

識別しているので、

これを入力しないで

送金してしまうと、

送金したネム(NEM/XEM)

消えてしまって失われてしまいます。

まあ、

個人用の識別番号のようなものを

入力すると思ってください。

識別番号は取引所側が用意するので、

送金前に取引所で確認が必要です。

取引所以外への送金では

単純に普通の文章を

メッセージに入力することもできます。

ネム(NEM/XEM)の将来性は?

ネム(NEM/XEM)の特徴が

分かったところで、

次はその将来性について

見ていきましょう。

ネム財団が設立

ネム(NEM/XEM)はもともと、

仮想通貨のコミュニティの有志が

開発し、発表されたものですが、

ネム(NEM/XEM)

世界展開するため、

2016年12月に

ネム財団が設立されました。

NEM.io Foundation Ltd

本部はシンガポールにありますが、

マレーシアの首都クアラルンプールに

巨大なネム専用の

ブロックチェーンセンターを

建てています。

ここに開発者を集め、

ネム(NEM/XEM)の更なる進化を

図っています。

ネム財団で注目すべきなのは、

日本のテックビューロ社の

CEOである朝山氏が理事として

参加していることです。

ネム(NEM/XEM)とは

テックビューロ社というと、

ピンと来ないかもしれませんが、

取引所「Zaif」を

運営している会社です。

当然ながらその関係は深く、

テックビューロ社では、

ネムの技術を利用した

プライベートブロックチェーンである

「mijin」

を開発しています。

ネムとmijinの関係

テックビューロ社が開発する

「mijin」は

パブリックブロックチェーンである

ネム(NEM/XEM)の仕組みを利用した

プライベートブロックチェーンです。

その違いをカンタンに言うと、

中央集権的であるか否かという点です。

プライベートブロックチェーンでは

あえて中央管理者を置くことにより、

処理スピードやセキュリティの高さを

担保できます。

「mijin」はすでにいくつかの企業の

実証実験に使用されています。

ここで大事なのは

ネムの技術が使われている」

という点です。

カギを握るカタパルト

mijinはテックビューロ社で

活発に開発が進んでいますが、

その最大のバージョンアップが

開発中の

「カタパルト」

と呼ばれるプロジェクトです。

このカタパルトが実装されると、

取引スピードにおいて、

リップル(XRP)をしのぐ

言われています。

そしてmijinにカタパルトが

実装されれば、

基本的に同じ技術である

ネム(NEM/XEM)にもその性能が

フィードバックされることになります。

つい最近、この

「mijinにおけるカタパルトの実装」

が発表されました。

いずれネム(NEM/XEM)にも

実装されることでしょう。

>>>カタパルトについて詳しく

心配な点

ネム(NEM/XEM)は後発組なので、

多機能で高性能な仮想通貨と言えます。

ただ、

現状ではどれか突出した

利点があるといワケではありません。

ビットコインなら資産、

イーサリアムならスマートコントラクト、

リップルなら国際送金

というように特化した点がないのです。

例えばアポスティーユ機能も

似た機能を持つ仮想通貨は他にあります。

何でもできるため、

言いかえれば「器用貧乏」

な仮想通貨であるとも言えます。

この点は、

カタパルトをはじめとする

今後実装される機能、

そしてネム財団の

マーケティング次第と言えるでしょう。

技術のベースはいいものがあるので、

今後うまく得意分野をつくれれば、

大化けすることは間違いないでしょう。

Related Post