仮想通貨ADA(カルダノ)とは?30億人の財布を目指すコイン

エイダコイン(カルダノ/ADA)

仮想通貨ADA(カルダノ/エイダコイン)とは?

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)

時価総額でどうどう8位

仮想通貨です。

 

日本では上場されていませんが、

驚くべきはその成長スピードです。

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)

公開されたのはなんと2017年の9月。

 

わずか1年ちょっとで時価総額

トップテン入りを果たしている

ことになります。

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)とは

どんな仮想通貨なのか、

ぜひとも頭に入れておきましょう。

 

仮想通貨ADA(カルダノ/エイダコイン)とは

仮想通貨ADA(カルダノ/エイダコイン)とは

 

ADA(エイダコイン)

Cardano(カルダノ)プロジェクトで

使用される仮想通貨です。

 

公開当初は詐欺コインなどとも

言われましたが、

現在ではそのような声はほとんど

聞かれなくなってきています。

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)の基本情報

通貨名称 ADA(エイダコイン)
通貨単位 ADA
公開日 2017年9月29日
最大発行枚数 450億ADA
現在の流通量 約260億ADA(2018年11月現在)
公式サイト ADA(カルダノ)公式サイト
ホワイトペーパー ホワイトペーパー

 

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)の目的と戦略

Cardano(カルダノ)プロジェクトは

3つの主要な組織から

構成されています。

 

仮想通貨ADA(カルダノ/エイダコイン)とは

 

カルダノ財団 カルダノプロジェクトの進行や保護を目的とする組織
IOHK カルダノブロックチェーンの開発会社
Emurgo カルダノプラットフォームの商用利用支援会社

 

その中で中心的な役割を果たすIOHKは

「30億人の金融サービスを提供する」

とその理念を示しています。

 

 

また、ホワイトペーパーでは

次のようにその対象を定義しています。

 

既存の銀行システムが高すぎて導入できず、1日の生活費が数ドルであり、安定したアイデンティティを持たず信用を得ることが不可能であるような地域に目を向けるべきです。

 

日本に住んでいると

実感が湧きませんが、

世界には自分を証明するIDもなく、

銀行口座も持てない貧困層が

30億人もいます。

 

それらの人々は

金融サービスから取り残され、

事業を立ち上げようとしても

融資を受けることもできません。

 

カルダノプロジェクトは

そのような層に金融サービスを

提供することを目的としているのです。

 

カジノとの関係

一方でカルダノプロジェクトは、

ADAコインをオンラインカジノで

使用できる仮想通貨として

開発を進めています。

 

壮大な目的からすると

一見すると何の関係もないようですが、

これはADAコインを普及させるための

戦略の一つです。

 

大目的を達成するためには、

まずは誰かに使ってもらい、

普及させることが大事になります。

 

普及させるための一歩として

オンラインカジノ市場の制覇を

目指しているわけです。

 

このような戦略の立て方は

リップルと似ています。

 

リップルは国際送金に特化した

仮想通貨と思われていますが、

それは通過点に過ぎません。

 

リップルの最終目的は

「Internet of Value(価値のインターネット)」

です。

 

>>>リップルの野望と戦略

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)の特徴

ADA(カルダノ/エイダコイン)

開発を担っているIOHKを

率いているのは

チャールズ・ホスキンソン氏です。

 

チャールズ・ホスキンソン氏とは、

イーサリアムの元CEOとして有名な

天才数学者です。

 

仮想通貨ADA(カルダノ/エイダコイン)とは

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)

第3世代と呼ばれる

新しい仮想通貨です。

 

そのため、

ビットコインやイーサリアムなど

従来の仮想通貨の欠点を補い、

新たな可能性を秘めた仮想通貨

であると言えます。

 

●独自のスマートコントラクト技術「Plutus」

ADA(カルダノ/エイダコイン)には

「Plutus(プルータス)」と呼ばれる

独自のスマートコントラクト技術

実装されます。

 

スマートコントラクトと言えば

イーサリアムを思い浮かべる人が

多いと思います。

 

>>>イーサリアムのスマートコントラクトとは

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)

スマートコントラクトは

イーサリアムよりも高度な契約を

ブロックチェーン上に載せることが

できます。

 

各国の税制やコンプライアンス、

KYCなども組み込むことができる

と言われています。

 

オンラインカジノを制覇するため、

また将来30億人の財布となるため

には欠かせない機能であると

言えるでしょう。

 

●独自のコンセンサスアルゴリズム「Ouroboros」

ビットコインやイーサリアムでは

マイニングという承認作業で

ネットワークが維持されています。

 

その際のコンセンサスアルゴリズムは

PoW(Proof of Work)と言って、

大量の電力を使ってコンピュータに

計算をさせ、いち早く正解したものが

マイニング報酬を得ることができます。

 

>>>PoWによるマイニングとは

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)

承認アルゴリズムは

「Ouroboros(ウロボロス)」

と呼ばれています。

 

類型的には

PoS(Proof of Stake)の仕組みです。

 

PoSは仮想通貨の保有量によって

マイナーを選択する仕組みのため、

大量の電力を使って計算競争する

必要がありません。

 

環境に優しいエコな仕組み

であると言えます。

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)

承認アルゴリズムは、

承認者を選ぶ仕組みに

独自のアルゴリズムを

採用しているようです。

 

●量子コンピュータ耐性を持つ

ADA(カルダノ/エイダコイン)

量子コンピュータ耐性を実装する

予定です。

 

量子コンピュータ耐性とは

未来の超高性能コンピュータと

いわれる量子コンピュータでも、

セキュリティを破られることがない

性質のことです。

 

多くの仮想通貨では

量子コンピュータの演算能力が

セキュリティ上の課題となっていますが、

ADA(カルダノ/エイダコイン)では

最初から設計に入っています。

 

>>>ビットコインは量子コンピュータで無価値になるか

 

仮想通貨ADA(カルダノ/エイダコイン)の将来性

ADA(カルダノ/エイダコイン)

壮大な目的や、先進的な性能を

備えることは分かりましたが、

その将来性はどうでしょう?

 

次々に新しい製品を発表する開発力

ADA(カルダノ/エイダコイン)には

強力な開発力があります。

 

例えばウォレットを例に挙げると、

最初

「Daedalus(ダイダロス)」

という

デスクトップウォレットしか

ありませんでした。

 

セキュリティも高く、

高機能なウォレットなのですが、

どちらかというと

開発者向けのウォレットで、

軽快とは言い難いものでした。

 

そこで一般向けに

「Yoroi(ヨロイ)」という

グーグル社のウェブブラウザである

Chromeの拡張機能として動作する

軽快なウォレットを発表しました。

 

さらに他の会社が

ADA(カルダノ/エイダコイン)

ウォレットを実装する際の参考として

「Icarus(イカロス)」という

参考ウォレットをオープンソースで

公開するとしています。

 

Emurgo(エマーゴ)の強力な営業力

カルダノプロジェクトを支える

三大組織の一つである

Emurgo(エマーゴ)は強力な

営業力を持っています。

 

Emurgo(エマーゴ)は

うれしいことに

日本で登記された会社で、

CEOも日本人です。

 

Emurgo(エマーゴ)の活動目的は

ADA(カルダノ/エイダコイン)

商用利用の促進ですが、

活動内容は多岐にわたります。

 

ADA(カルダノ/エイダコイン)

利用した

DApps(分散型アプリケーション)

開発会社への投資や

開発者の育成なども

活動内容に含まれます。

 

今のところ最大の業績と言えば

メタップスプラスとの提携でしょう。

 

メタップスプラスは韓国最大手の

モバイル決済プラットフォームです。

 

この提携は

ADA(カルダノ/エイダコイン)

実需へとつながる

期待できる提携と言えます。

 

大手取引所にも上場

ADA(カルダノ/エイダコイン)

世界最大級の取引所Binanceや

OKExなど、海外の大手取引所にも

上場済みです。

 

アメリカ最大の取引所Coinbaseでも

上場が検討されていて、

そのニュースが流れた途端に

価格が上昇したほどです。

 

日本の取引所ではまだ未上場ですが、

いずれ上場されることになるでしょう。

 

多彩な提携先

ADA(カルダノ/エイダコイン)

さまざまな企業や団体と提携しています。

 

仮想通貨ADA(カルダノ/エイダコイン)とは

 

日本とのつながりも深いですね。

 

●SIRIN LABS社

ブロックチェーン技術を備えた

スマートフォンの開発企業。

 

●東京工業大学

いわずとしれた

日本の理系大学の最高峰。

 

仮想通貨とブロックチェーン技術の

共同研究を行う。

 

●東京理科大学

私立理系大学の雄。

 

今年は

「ブロックチェーンハッカソン@東京理科大学2018」

を開催。

※ハッカソンとは技術・アイデア開発イベント

 

●MOX社

台湾最大のアクセラレータ企業。

※アクセラレータとは

スタートアップ企業を支援する企業。

●CHINACCELERATOR社

アジア圏のアクセラレータ企業

トップテンのひとつ。

 

中国基盤のベンチャー企業の

スタートアップを支援する。

 

●エチオピア政府

アグリテック産業(おもに農業)に

カルダノブロックチェーンを

利用する覚書を交わしている。

 

魅力的なロードマップ

ADA(カルダノ/エイダコイン)

ロードマップには数多くの魅力的な

プロジェクトが存在します。

 

例えばデビットカード開発も

予定されています。

 

ダイダロスウォレットと連携し、

即座に現地通貨に両替し、

支払いを行うことができると

されています。

 

実現すれば

ADA(カルダノ/エイダコイン)

普及が一気に進む可能性もありますね。

 

各種格付けでも高評価

仮想通貨の格付けでも

ADA(カルダノ/エイダコイン)

高評価を得ています。

 

例えば直近では

Weiss Ratingsが2018年11月に

発表した格付けがありますが、

対象となった111の仮想通貨のうち、

ADA(カルダノ/エイダコイン)

最高評価を受けています。

 

Weiss Ratingsとは

アメリカの投資格付け会社です。

 

1971年創業の歴史ある会社ですが、

仮想通貨の格付けを始めたのは

2018年からです。

 

評価グレードは

A =優良

B =良

C =普通

D =脆弱

E =大変脆弱

となっており、

各グレードが例えば「C-、C、C+」

のように三段階に分かれます。

 

今回の格付けでの

ADA(カルダノ/エイダコイン)

評価はB-で、

同じ評価を受けているのは

リップル、ステラ、イオスです。

 

ちなみにビットコインはC+、

イーサリアムもC+です。

 

まだ一度もAグレードに

格付けられた仮想通貨

無いようです。

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