ビットコインキャッシュ分裂決定か?
ビットコインキャッシュの分裂が
いよいよ現実味を帯びてきました。
もともとビットコインから分裂して
生まれたビットコインキャッシュ。
年2回の
ハードフォークアップデートが
予定されていましたが、
2018年11月のハードフォークでは
意見が対立。
分裂の危機がささやかれていました。
ビットコインキャッシュ分裂確定か!
2018年11月予定の
ハードフォークアップデートでは
意見が対立し、おもに4つの
グループができていました。
・ジハン・ウー氏率いるBitcoin ABC案
・クレイグ・ライト氏率いるBitcoin SV案
・Bitcoin Unlimitedが提唱した投票で決定案
・Cobraが提唱したアップデート取りやめ案
各案の詳細は過去記事を参照してください。
この状況の中、
さらに新たな勢力が出てきました。
ビットコインスタッシュです。
ビットコインスタッシュが分裂を宣言
2018年10月4日、
ビットコインスタッシュ(Bitcoin Stash)
がビットコインキャッシュからの
分裂を宣言しました。
写真は仮想通貨の有名掲示板
「bitcointalk.org」
でアナウンスされたものを
グーグル翻訳したものです。
参照元:https://bitcointalk.org/index.php?topic=5043802.0
同時にビットコインスタッシュの
サイトが立ち上げられました。
彼らは自分たちのことを
ビットコインキャッシュの元開発者で
コミュニティメンバーでもあったと
名乗っています。
内容を読むと、
ジハン・ウー氏のBitcoin ABC案や
クレイグ・ライト氏のBitcoin SV案の
どちらにも賛同していないようです。
彼らの正体は
現時点ではわかりませんが、
彼らは2つのことを約束しています。
●マージドマイニング
分裂によるネットワークの弱体化を
防ぐため、
ビットコインのマイニングを
同時に行えるようにする。
これにより、
ビットコインのマイニングパワーを
呼び込み、
ネットワークを安定化させる。
●リプレイアタック対策
分裂時に狙われる
リプレイアタックと呼ばれる攻撃を
回避させるための対策をとる。
これにより
ビットコインキャッシュ保持者の
財産を守る。
ビットコインキャッシュの分裂は不可避か
SBIの北尾社長も
今回の分裂は不可避と
見ているようです。
これらクライアントの対立によるビットコイン・キャッシュの分裂は避けられないとの見方が多い。SBIはマイニング事業のほか、マイニング用チップの製造にも直に参入する。現在はチップ製造の合弁会社設立について交渉の最終段階にあるという。BCHが分裂すれば、これらマイニング事業への影響もあるだろう。北尾社長は、対立の解消は難しいとの考えを示した。
「これ(分裂危機)により色んな判断が遅れている。…こんなことがずっと続くと、ハードフォークの度に振り回される投資家がいるわけで。なんとか僕はこんなバカなことをやらせないように持って行こうとしているんだけど、なかなか難しいですね。色んなところにうちの人間を派遣し、交渉もさせて。これはうち自身の為だけじゃなしに、今後のマーケットのためにそういうことをしている」
ビットコインキャッシュ分裂時の各取引所の対応
各取引所も分裂時の対応を
発表し始めています。
だいたいの内容は一緒で
・2018年11月15日の取引所データのスクリーンショットを取る
・ビットコインキャッシュ保持者に同等の新コインを配布する
・配布はネットワークが安定してから行う
と言うもののようです。
●イギリスの取引所CoinEx
こちらはBitcoin SVを意識した
内容になっています。
●日本のSBIバーチャルカレンシーズ
引用元:https://www.sbivc.co.jp/topics/
投資家はどうすべきか
今回の
ビットコインキャッシュの分裂は、
買って所持しておけば儲かるという
単純なものではないかもしれません。
まだ
いくつに分裂するのかも
はっきりしませんし、
複数に分裂するのであれば、
元のビットコインキャッシュを含めて
価値が分散すると思われるからです。
場合によっては
買わない方がよかった
ということも起こり得ます。
今回ご紹介した
ビットコインスタッシュにしても、
スキャムでないとは言い切れません。
一方で、
11月15日に向けて
ビットコインキャッシュの高騰は
間違いなく起こるでしょう。
今のうちに買っておいて、
分裂前の高騰時に売り抜ける
という手もあります。
アナタの投資スタンスによっては
儲かるチャンスとなるかもしれません。
コメント