本日、
ビットコインキャッシュが
高騰しています。
今回の高騰の要因は、
仮想通貨のマイニング大手の
ビットメイン社が香港証券取引所へ
上場申請したことが原因のようです。
上場申請の際には
その会社の財務内容が
かなり明らかにされるわけですが、
公開された財務内容がかなり良いもの
だとの評価を受けたようです。
当然、
良い会社には多くの資金が集まるので、
その資金を使って大規模な開発も
やりやすくなります。
ビットメイン社と言えば、
ジハン・ウー氏を筆頭に
ビットコインキャッシュへ
注力していますし、
大量のビットコインキャッシュの
ホルダーであることも知られています。
そのような関係から
ビットコインキャッシュの高騰に
つながったのだと思われます。
ビットコインキャッシュは
ご存知の通り、ビットコインから
分裂して生まれたコインで、
まだ生まれて一年ちょっとですが、
その成長は驚くべきものがあります。
ビットコインキャッシュ高騰の材料となりえるもの
生まれて一年ちょっとで
時価総額第4位にまで登ってきた
ビットコインキャッシュには
期待する人も多いと思います。
今後ビットコインキャッシュが
高騰する要因となりえる材料は
いくつかあります。
主なものを紹介してみましょう。
ビットコインキャッシュのバーン
2018年4月、
ビットコインキャッシュの
マイニングをしているAntpool社は
マイニング報酬の一部である
ビットコインキャッシュを
バーンしました。
Antpool社は
先述のビットメイン社の子会社です。
バーンとは
英語では燃やすことを言いますが、
仮想通貨の世界では
誰も知らないアドレスへ送金する
ことを言います。
もちろん、
送金された仮想通貨は使えなくなります。
バーンされると何が起こるか。
ビットコインキャッシュは
総発行枚数が決まっています。
そのうちの一部が使えなくなると
いうことは、世界に流通可能な
ビットコインキャッシュの量が
減ることになります。
その分ビットコインキャッシュの
希少性が上がり、価格が高騰する
原因となります。
実際、
4月のバーンでも、
そのニュースが流れると、
ビットコインキャッシュは
高騰しました。
もちろん
バーンしたAntpool社の狙いも
そこにあったと思われますが、
同じことを今後も繰り返す可能性は
大いにあります。
ビットコインキャッシュの分裂
現時点(2018年9月)の段階で
11月に予定されている
ハードフォークアップデートで、
ビットコインキャッシュが分裂する
可能性が持ち上がっています。
仮想通貨の分裂は
価格高騰の要因となります。
なぜなら、
分裂後にできる新しい仮想通貨を
タダで手に入れるために、
ビットコインキャッシュを
買っておこうとする人が
増えるからです。
ビットコインから
ビットコインキャッシュが
分裂する時も
ビットコインが高騰しましたし、
2月にビットコインキャンディが
ビットコインキャッシュから
分裂する時も
ビットコインキャッシュの価格が
高騰しました。
今回の
ビットコインキャッシュの分裂は
まだ確定ではありませんが、
コミュニティ内での対立は激化しており、
可能性は日増しに高くなっています。
コンビニ決済の実現
ロジャー・バー氏をご存知でしょうか?
「ビットコイン・ジーザス」
「クリプト・ジーザス」
「ビットコインの伝道師」など
様々な呼ばれ方をしていますが、
ビットコインキャッシュの普及を
推進する、仮想通貨界の有名人です。
ロジャー・バー氏によると
「ビットコインキャッシュこそ真のビットコイン」
だということです。
ロジャー・バー氏について
簡単に説明しておくと、
1979年アメリカに生まれ、
若くしてコンピュータ部品会社の
CEOを務めるなどして成功し、
2011年ごろからビットコインへの
投資をしていた人物です。
その後、単なる投資家ではなく、
ビットコイン財団の設立を支援したり、
「Bitcoin.com」という大手メディアの
CEOを務めたりしています。
2018年6月、
ロジャー・バー氏がCEOを務める
「Bitcoin.com」で一本の動画が
公開されました。
動画の内容は
社内の会議の記録のようですが、
その中で
「あるコンビニチェーンがビットコインキャッシュを決済に採用する」
というプロジェクトが進行中との
会話がありました。
動画の公開直後にロジャー・バー氏は
ツイッターでも同様の発言をしています。
この時も
ビットコインキャッシュは150ドル
ほど価格を上げました。
もしこのプロジェクトが実現すれば、
ビットコインキャッシュは大暴騰
するでしょう。
影響はビットコインキャッシュだけに
とどまらず、仮想通貨市場全体に及ぶ
可能性もあります。
投資家が注意しておくこと
ビットコインキャッシュに限らず、
仮想通貨では数十パーセントの
高騰は日常的に起こり得ます。
直近で言えば、
この数日でリップルが高騰しましたね。
投資家が注意すべきなのは、
その高騰が一時的なものか、
それとも価格の底上げにつながるのか
と言うことです。
高騰したとしてもすぐに下落し、
元に戻ってしまったら、
資産としては増えません。
もちろん高騰時に売り抜ければ
儲けにはなるわけですが、
その判断や実行はなかなか
難しいものがあります。
一時的な高騰か否かはそれを
作り出した要因によるでしょう。
例えば今回あげた例では、
バーンなどは一時的な高騰に
なりやすいです。
(大量にバーンされれば別ですが)
一方で
コンビニ決済への採用という
実需にもとづいた要因は
継続的な価格の底上げに
つながるでしょう。
仮想通貨のニュースサイトなどでは
毎日のようにニュースが流れていますが、
そのニュースが高騰につながるか否か、
また、
継続的な価格の底上げになり得るか
どうかは、
「実需」
にひもづくものであるかどうかが
判断基準になります。
自分のアンテナ感度を上げて
ニュースをキャッチするのも大事ですが、
そのニュースの性質を正しく分析
できるように日頃から自分なりに
訓練しておきましょう。
コメント