ビットコインキャッシュと
SBIグループには
深いつながりがあります。
日本において影響力の大きい
金融サービスグループであるSBIが
なぜビットコインキャッシュに
注力するのか。
その理由を知っておくことは、
ビットコインキャッシュへ
投資するか
否かの判断材料になるでしょう。
また、
SBIと言えばリップルとも
関係性が深いですが、
2つの仮想通貨をどう取り扱って
いくつもりなのか。
これは
ビットコインキャッシュのホルダー
のみならず、リップルのホルダーに
とっても重要でしょう。
今回は
SBIがビットコインキャッシュに
注力する理由や関係性などについて
書いてみたいと思います。
ビットコインキャッシュを推すSBIグループの思惑
SBIグループは
リップルの強力なサポーターである
ことは知られていますが、
実はビットコインキャッシュに
ついてもかなり力を入れています。
SBIグループは6月に傘下の
SBIバーチャルカレンシーズのもとで
「VCTRADE」
という仮想通貨取引所サービスを
開始しましたが、そこでは
リップルの次に取り扱いを始めたのは
ビットコインではなく
ビットコインキャッシュでした。
(その後ビットコインも取り扱いを開始しました)
なぜそれほど
ビットコインキャッシュに注力
するのでしょう?
ビットコインキャッシュに注力する理由は
SBIグループが
ビットコインキャッシュに注力する
理由は実はリップルに注力する理由
と同じです。
2つの仮想通貨がそれぞれの分野で
グローバルスタンダードになると
判断しているからです。
リップルに注力するのは
送金分野でのグローバルスタンダード
になると判断しているからです。
一方で
ビットコインキャッシュは
決済分野でのグローバルスタンダード
になると判断しているのです。
SBIグループの北尾社長は
次のように発言しています。
とくに僕は、ビットコイン・キャッシュに力を入れたい。ビットコインは83%、84%、マイニング(採掘)され尽くしている。決済通貨としてもしんどい。値段も高くなりすぎている。ビットコイン・キャッシュは決済通貨として、リップルは送金通貨としていけると思う。匿名通貨は一切やらない
ご存知のとおり、
ビットコインキャッシュは
ビットコインの
スケーラビリティ問題を解決すべく
分裂して生まれた仮想通貨です。
ビットコインも
Segwit実装によって
多少は改善されましたが、
決済分野に浸透しつつあるのは
ビットコインキャッシュの方です。
ビットコイン決済を導入していた
ECサイトや小売事業者なども
ビットコインキャッシュに
くら替えしつつあります。
SBIは
マイクロペイメント(少額決済)も
含めた決済分野で
グローバルスタンダードになるのは
ビットコインキャッシュの方
だと判断しているのです。
ビットコインキャッシュとSBIグループの関係
では、
SBIグループがどれほど
ビットコインキャッシュに注力
しているかの実例を挙げましょう。
●ビットコインキャッシュのマイニング事業
SBI傘下の「SBI Crypto」では
ビットコインキャッシュの
マイニング事業に参画しています。
まだ、現時点では
数パーセントのシェアですが、
今後拠点を増やしていき、
シェア30%つまりトップを狙うと
宣言しています。
●ビットコインキャッシュ開発企業との提携
SBI傘下の「SBI BITS」はイギリスの
ビットコインキャッシュ開発企業
「nChain」との提携を結んでいます。
提携の目的は
・次世代の仮想通貨セキュリティの開発
・ビットコインキャッシュのネットワークのサポート
の2点です。
「nChain」と言えば、
現在分裂話が持ち上がっている
ビットコインキャッシュの
アップデート案の一方を提案
している影響力の強い企業です。
>>>ビットコインキャッシュが分裂する?
※この記事はぜひ読んでおいてください。
●「VCTRADE」でのビットコインキャッシュ取り扱い
先にも書きました
6月にサービスを開始した
「VCTRADE」では現在
3種類の仮想通貨しか
取り扱っていません。
・リップル
・ビットコインキャッシュ
・ビットコイン
です。
イーサリアムも
取り扱い予定ですが、
それより先に、さらには
ビットコインより先に
ビットコインキャッシュの
取り扱いを始めています。
投資家はどうすべきか
SBIグループの
思惑を知っておくことは、
今後仮想通貨投資するうえで、
重要になっていくでしょう。
SBIグループは
日本の金融サービスにおいては
かなり影響力の強いグループです。
そのSBIがどう動くのかによって、
アナタの投資判断にも影響が
出てくるでしょう。
例えば、現在
ビットコインキャッシュに分裂話が
持ち上がっています。
分裂によってホルダーに
新たな仮想通貨が付与されるか
どうかは、
各取引所の判断によります。
先に書いたように、
SBIは分裂話の一方の当事者
とも言えます。
SBI傘下の「VCTRADE」は
ビットコインキャッシュが
分裂した場合、
新たな仮想通貨を
付与しないかもしれません。
そういうことを知らなければ、
アナタは損をする可能性があるのです。
今後、仮想通貨市場においても
SBIは影響力を強めていくでしょう。
SBIの動きは要チェックです。
最後に参考までに
昨年のあるカンファレンスでの
北尾社長の講演内容を紹介しておきます。
ちょっと長いですが、
途中の50:00頃からでも
見ておいてください。
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