仮想通貨=危険
未だに多くの人が
仮想通貨投資に
こんなイメージを持っています。
私ぐらいの年になると、
周りの人間に
「仮想通貨投資をやっている」
と言うと、
「え?危険じゃないの?」
と言う反応がほぼ間違いなく
返ってきます。
「じゃあ、何が危険なのか?」
と問い直すと
「だって盗まれた事件とかあるし・・」
と言う程度の回答しか返ってきません。
ようするに、
マウントゴックスや
コインチェックの事件くらいでしか
仮想通貨のことを知らず、
「よくわからなくて怪しいから」
といったあいまいなイメージで
頭から否定しているわけです。
そもそも日本は
「金融教育」
と言うものが存在しないので、
「投資=悪、労働=善」
のような価値観が
植えつけられてしまっています。
例えば投資の世界では常識の
「複利の効果と危険性」
についてもよくわかっていません。
今回は
危険性を正しく知るための
記事を書いてみたいと思います。
投資をしなければ危険はない?
仮想通貨投資の
危険性を考える前に、
投資に対する誤った認識を
改める必要があります。
まず一番大きな誤解は
「投資は危険だからしなければよい」
と言う誤解です。
これは本当に日本人は
考えを改めるべきだと思います。
今の時代、
高度成長期と違って、
働き続ければ給料が
上がっていく時代ではありません。
むしろ、
大半の人が
「収入が減ってきている」
あるいは
「少しずつ生活費が足りなくなってきている」
と内心では感じているのでは
ないでしょうか?
「長生きリスク」
と言う言葉があります。
これはそのものズバリ
「長生きによって経済的リスクを背負う」
と言うものです。
老後資金として最低3000万円は
貯金が必要と言われています。
用意できなければ
先細りする一方の年金のみでは
とても生活していけなくなるでしょう。
ですが、
いったいどれだけの人が
老後資金としてこんな大金を
用意できるでしょう?
「長生きリスク」だけではありません。
人生には
「まさか!」
と思う事が起きます。
突然働けなくなって、
収入がゼロになるということもあります。
これは私の実体験です。
今は働いていますが、
数年間まともに働けませんでした。
貯金はアッいう間に底を尽きました。
まさか自分がそんな目に合うとは
ツユほども思っていませんでした。
そして私は考えを改めました。
「会社の収入だけに依存するのは危険だ」と。
今では
「投資をしないのは危険だ」
とさえ思っています。
自分が働けなくなる危険は
誰にでもあります。
代わりに
「お金に働いてもらう」
という発想はこれから絶対に
必要だと思います。
仮想通貨以外の投資に危険はない?
「仮想通貨投資は危険だ」
というなら、
仮想通貨以外の投資なら
危険はないでしょうか?
当たり前ですが
そんなことはありません。
リスクのない投資など
存在しません。
「絶対もうかる」
と言っている人は詐欺師です。
今でもたまに投資詐欺の
ニュースが流れますね。
最近ではだまして集めた金で
タイだかどこかに逃げて
結局捕まった
60代のおばさんがいましたね。
詐欺は論外としても、
株やFX、不動産投資などでも
当然ながらリスクはあります。
今でもアパート経営のCMが
たくさん流れていますが、
あんなもの私に言わせれば
詐欺寸前です。
もうかるのは
アパートを建てる業者だけです。
「家賃を保証」とか言ってますが、
古くなったアパートは
どうしたって入居率は落ちます。
そうなったら
一方的に契約を変更されておしまいです。
株でもFXでも不動産投資でも、
冷静に行動できなければ
リスクは増大します。
リスクは
なくすべきものではなく、
管理するものです。
仮想通貨投資の危険性・リスクとは?
では
仮想通貨投資の危険性・リスク
について見ていきましょう。
●詐欺の危険性
仮想通貨投資で
一番気を付けるべき
なのがこれでしょう。
残念ながら
仮想通貨投資はまだまだ
法規制が十分ではないので、
詐欺案件が非常に多いです。
とくにICOでは
90%が詐欺と言われています。
とくに多いのが
SNSやインフルエンサーを使って
募集を呼びかけるパターンですね。
「50倍確定」
「大手取引所に上場確定」
などと平気でウソをついて
募集しています。
「自分はこんなものに引っかからない」
と思っていても、
冷静さを失うと引っかかりやすいです。
詐欺を見抜く知識と目を持ちましょう。
大事なのは
「冷静に判断すること」
です。
なるべく早く
きちんとした法規制の整備も待たれます。
●ハッキングの危険性
マウントゴックスや
コインチェックの事件で
注目されたリスクがこれです。
ここでも誤解があるのですが、
「だから仮想通貨は危険」
と思うのは早計です。
銀行が銀行強盗に
金を盗まれたからと言って
「金は危険」となるでしょうか?
もちろん
盗まれてしまう取引所も悪いのですが、
ここで重要なのは
取引所にはハッキングリスクが
あることを理解し、
取引所に預けっぱなしにしないことです。
●暴落の危険性
仮想通貨は価格変動が激しいです。
投資用語では
ボラティリティが高いと言いますが、
株やFXとは比べ物になりません。
ですが、
このリスクはメリットと表裏一体です。
暴落することもあれば、
暴騰することもあります。
私が危険だと思うのは
仮想通貨のFX取引です。
FX取引では
実資金の何倍もの取引ができます。
そのため、
大きく儲けることもできますが、
大きく損をすることにもつながります。
FX取引の恐ろしいところは
一発で全資金を失った上に
借金を背負うこともある
というところです。
そうなったら
もう投資どころではありません。
投資資金の何%をFX取引に回すかや、
資金の何倍の取引を行うかなどが難しく、
プロ向けの投資法です。
私は初心者の方には
FX取引はオススメしません。
●その他の危険性
その他にも細かいリスクはあります。
例えば
「紛失」
のリスクです。
仮想通貨は
送金が便利ですが、
送金先を間違うと、
もう戻ってきません。
または
自分のウォレットのパスワードを
忘れてしまうと、
もう取り出すことができません。
送金先の間違いについては
私も危うく?経験するところでした。
このあたりは
完全に自己責任になるので、
慎重の上にも慎重になる必要があります。
仮想通貨投資のメリットとは?
ここまで仮想通貨投資の危険性に
ついて見てきました。
では、
仮想通貨投資のメリットとは
なんでしょうか?
●市場が長期的に右肩上がりである
最近の仮想通貨市場しか
見ていないと、
低迷しているように見えますが、
長期的に見ると右肩上がりの市場です。
世界を見ると
取引所の数は増え続けています。
最近ではLINEが
海外で取引所を開設しましたね。
コインチェック事件以来、
日本では新規の取引所を
開設するためのハードルが
高くなっていますが、
それでもコインチェックを
マネックスが買収したり、
yahooも取引所開設を予定しています。
SBIはパイロット運用ながら
新たな取引所を稼働させ始めています。
取引所だけではありません。
国内では三菱UFJ銀行が
独自仮想通貨「MUFGコイン」を
来年実証実験する予定です。
世界で見れば
多くの仮想通貨スタートアップ企業が
生まれています。
インターネットが
世界を変えたようなイノベーションが
間違いなく起こります。
このビッグウェーブに
乗らない手はありません。
10年後には2018年の価格変動など、
単なる調整局面だったと
言われるようになるでしょう。
●少ない資金から投資できる
仮想通貨投資では
株やFX、不動産投資などと比べて、
少ない資金から投資を始められます。
ネムやリップルなんて1枚数十円です。
月1000円もあれば、積立投資もできます。
日本では、
投資というと金持ちがやるもの
と言うイメージがありますが、
仮想通貨投資ならば普通の人でも、
いや普通以下の人でも投資を始められます。
たとえば
リップルは2017年はじめには
0.6円くらいでした。
この時に1万XRP買ったら6000円です。
今現在、1XRPは50円位です。
つまり、
6000円が50万円になったわけです。
少ない資金からはじめられるという点は、
今後の成長要因でもあります。
今まで投資に無縁だった人も
投資できるようになりました。
つまり、
それだけ市場規模が
広がる可能性があるわけです。
●機関投資家が未参入
仮想通貨市場には
まだ機関投資家が参入していません。
いませんが、いずれ必ず参入してきます。
参入してくれば、
市場規模は爆発的に大きくなります。
その時は2017年のような、
あるいはもっと大きな波が来るでしょう。
ふつう
投資は資金が多い方が有利ですが、
機関投資家の参入という
一見不利になりそうな出来事でも、
今のうちに参加しておけば
小さな資金の我々が
恩恵を受けることができます。
機関投資家が
本格的に参入してくるのが
いつになるのかはわかりません。
目先のイベントでは
ビットコインETFが
認められるかどうかが
一つのポイントになるでしょう。
●大きなリターンを期待できる
上でリップルを例に挙げましたが、
仮想通貨投資の最大のメリットはこの点です。
6000円が50万円になる。
こんなリターンは
他の投資ではありえません。
2017年には
「億り人」
という言葉が話題になりましたが、
誰にでも「億り人」のチャンスがあります。
仮想通貨はまだまだ黎明期です。
ビットコインが生まれてから
まだ10年もたっていません。
次のリップルや
次のイーサリアムが出てくるのは
間違いないでしょう。
今この記事を読んでいるアナタは、
すでに仮想通貨の可能性に
気付き始めている「先見者」です。
ビッグウェーブには
早く乗ったほうが絶対に得です。
今のうちに
仮想通貨の知識を深めて、
大きなリターンを得る
準備をしていきましょう。
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