リスク(Lisk/LSK)
仮想通貨って
どんな仮想通貨?
リスク(Lisk/LSK)は
仮想通貨としてはなかなか
話題に上ることが少ないですね。
しかし、
時価総額ランキングでは
20位くらいにつけていて、
将来性を期待できる
仮想通貨であることは
間違いありません。
今回はリスク(Lisk/LSK)について、
基本特性から2018年以降に
期待できる理由をご紹介したいと
思います。
リスク(Lisk/LSK)仮想通貨とは
リスク(Lisk/LSK)仮想通貨は
2016年5月に生まれた、
比較的新しい仮想通貨です。
その特徴を見ていきましょう。
発行上限がない
リスク(Lisk/LSK)の
特徴の一つとして、
発行上限がないことが
あげられます。
最初に発行されたのが
100,000,000LSKで、
以降少しずつ発行量が
増えていきます。
この特性から
リスク(Lisk/LSK)は
「インフレ通貨」
とも呼ばれています。
一方で、
フォージング(鍛造)と呼ばれる
マイニング報酬は最初の4年で
1LSKまで減らされ、
以後は1LSKに固定されます。
その結果、
インフレ率は2%以下に
抑えられるように
設計されています。
スマートコントラクトを実装
リスク(Lisk/LSK)は
イーサリアムやネオ(NEO)
と同じく、
スマートコントラクトを実装
しています。
スマートコントラクトとは、
契約の自動執行のことで、
カンタンに言うと、
自動販売機のような仕組みを
ブロックチェーン上にのせる
ことができるというものです。
しかも、後述するように、
イーサリアムの場合と違い、
リスク(Lisk/LSK)の
スマートコントラクトは
サイドチェーン上に
配置することができます。
サイドチェーン技術
サイドチェーンとは、
メインのブロックチェーンに
ぶら下がる形で
独自に伸ばしていける
ブロックチェーン技術です。
これによって
どんなメリットがあるかというと、
・機能追加が容易
・スピードアップが可能
・独自仮想通貨を発行できる
・メインチェーンの安全性を確保できる
などがあります。
例えばイーサリアムは
スマートコントラクトの機能の
便利さから、
ICOに利用されることで
その価値を上げていきましたが、
メインチェーンに
スマートコントラクトを配置するので、
「The DAO事件」のような
ハッキング被害が起きた場合に、
ハードフォークするしか
手がありませんでした。
サイドチェーンを利用すれば、
機能の追加や変更が容易に可能で、
ハッキングされても、
最悪サイドチェーンを切り離すことで
メインチェーンを守ることができます。
開発言語がJavaScript
リスク(Lisk/LSK)は
開発言語としてJavaScriptが
採用されています。
JavaScriptは
Web開発で必須ともいえる言語で、
JavaScriptを使用していない
Webページを探し出す方が
むずかしいぐらいです。
ということは、
それだけJavaScriptを使える
技術者の数が多く、
開発人員を容易に集めることが
できます。
実際にリスク(Lisk/LSK)の
開発ペースは上々と言えます。
下の表は、
リスク(Lisk/LSK)が何回ぐらい
コミット(開発上の区切り)を
しているかを表したグラフです。
このサイトで見ると
リスク(Lisk/LSK)は
上位10位以内に常時入っています。
必ずしも
コミットが多ければ良いとは
一概には言えませんが、
ひとつの目安にはなるでしょう。
リスク(Lisk/LSK)仮想通貨の2018年イベント
●リブランディング
2018年2月には
リブランディングが行われました。
大きなアップデートが
行われるのではと期待され、
価格も高騰しましたが、
ロゴなどの変更のみで、
期待を裏切った形となり、
価格は下落しました。
●bitFlyerへの上場
日本において最大の取引所である
bitFlyerへの上場がなされました。
期待感から価格も高騰しましたが、
その後、ロードマップに対する
進捗の遅れや市場全体の冷え込み
から価格を下げています。
●メインネットの公開
2018年8月29日に
Lisk Core 1.0が公開される
ことになりました。
いよいよ待望の
メインネットの公開と言うことで、
現時点で価格も倍近くまで
伸びています。
これからが本番と言うところでしょう。
●フォージング報酬の減少
2017年11月に
初のフォージング報酬の
切り下げが行われました。
この時にはフォージング報酬が
5LSKから4LSKへと20%
切り下げられています。
フォージング報酬の切り下げは
希少性の増加を生むため、
価格が高騰します。
2018年11月にも、
2回目のフォージング報酬
切り下げが行われる予定です。
今度は
4LSKから3LSKへと25%
切り下げられることになりますが、
切り下げ率が高くなるため、
昨年よりも高騰するかもしれません。
リスク(Lisk/LSK)仮想通貨の今後の展望
●SDKの配布
SDKとはリスク(Lisk/LSK)の
開発ツールのことです。
SDKが配布されると、
リスク(Lisk/LSK)の開発が
容易に行えるようになります。
もともと開発者数の多い
JavaScriptを採用していますので、
開発ツールが整えば、
開発ペースが一気に上がるのは
間違いありません。
●DEX(分散型取引所)の開設
ロードマップの中には
DEX(分散型取引所)の開設も
視野に入っています。
DEX(分散型取引所)は
既存の取引所に比べて
安全性が高いので、
今後の仮想通貨取引においては、
シェアを伸ばしていくでしょう。
また、当然
リスク(Lisk/LSK)を基軸通貨
とした取引所となるため、
リスク(Lisk/LSK)の流動性が
飛躍的に向上します。
●2020年まで続くフォージング報酬切り下げ
フォージング報酬の切り下げの
タイミングでは価格が高騰します。
さらに
年々切り下げ率が高くなるので、
年々高騰もヒートアップすることが
予想されます。
リスク(Lisk/LSK)仮想通貨の課題
リスク(Lisk/LSK)のライバル
と言えばやはり
イーサリアムでしょう。
同じ分散型アプリケーション
構築プラットフォームとしては
イーサリアムが先行しています。
イーサリアムはICOに使われる
ことによってその価値を上げて
きましたし、いまやICOの
デファクトスタンダードと言えば
イーサリアムです。
もちろんリスク(Lisk/LSK)の方が
後発ですので、機能面においては
イーサリアムの後塵を拝することは
ないでしょう。
今後の展開によっては、
同じICOで
イーサリアムに追いつく
可能性もないわけではないですが、
それよりも別分野で
デファクトスタンダードを
取ることが重要かと思います。
私は個人的には
SDKの配布が起爆剤になる
ように思います。
イーサリアムは特殊な言語での
開発ですので、
開発者の人数も少なく、
開発ペースは決して速いとは
言えません。
SDKの配布により、
開発者の人数の差と相まって、
開発スピードが
爆発的に上がることは
間違いありませんので、
そこからが本当の勝負のように
感じます。
コメント