ネムが上がらない!
仮想通貨市場全体が
冷え込んでいるいますが、
ネム(NEM/XEM)の価格も
下落が続いています。
ネム(NEM/XEM)に関しては、
本日時点で2017年9月くらいの
価格になっています。
その頃と言えば、
仮想通貨市場が
熱を帯び始めたくらいの時期で、
その後暴騰したのは
記憶にあると思います。
なぜネム(NEM/XEM)の価格は
上がらないのでしょうか?
仮想通貨市場全体の冷え込みとは別に、
ネム(NEM/XEM)特有の問題も
ありそうなので、
今回はそのあたりを考察
してみたいと思います。
ネムが上がらない!
ネム(NEM/XEM)の下落が
止まりません。
本日時点の価格は21円程度。
コインチェック事件の前は
120円をつけたこともありますから、
なんと6分の1の価格です。
ビットコインもイーサリアムも
そこまで激しい落ち方ではありません。
ネムの日本での人気が下火に
ネムの価格下落の一番大きな要因は、
日本でのネム(NEM/XEM)人気が
下火になってきたことが
あげられると思います。
現状、
コインチェックがほぼ機能停止
しているので、
日本国内の取引所で
ネム(NEM/XEM)を
取り扱っているのはZaifだけです。
コインマーケットキャップなどで
調べると、
ネム(NEM/XEM)の世界での
取引量のうち、
Zaifでの取扱量は20%程度に
まで下がっています。
5月のゴールデンウィーク時期には
40%以上ありましたから、
半分程度にまで落ちています。
ネム(NEM/XEM)価格を
主導してきた日本市場で
熱が冷めてきたことが、
ネム(NEM/XEM)価格の
下落・停滞につながっていると
言えるでしょう。
Zaifの取引画面ではユーザーの
チャットが見れますが、
最近ではネム(NEM/XEM)の話題が
上がることも少なくなってきています。
●コインチェック事件の風評被害
コインチェック事件の本質は、
取引所のセキュリティが
激甘だったことです。
ネム(NEM/XEM)の性能や
セキュリティが
他に劣っているというわけでは
ありません。
それどころか、
中国の評価機関が出した
安全性の格付けでは
ネム(NEM/XEM)は最高評価を
受けています。
しかし、
残念ながらネム(NEM/XEM)には
悪印象がついてしまいました。
悪印象というのは気分の問題ですが、
仮想通貨では価値の裏付けがないため、
この「気分」が価格を支配してしまいます。
●流出ネムの売り圧力
コインチェック事件で流出した
ネム(NEM/XEM)は約5.4億枚と
言われています。
ネム(NEM/XEM)の発行総量は
90億枚ですから、
6%程度に当たります。
6%というのはそれほど多く
感じませんが、
発行総量ではなく、
流通量と比べるとその比率は
グーンと上がります。
流出したネム(NEM/XEM)は
ダークウェブで15%割引で
売却された模様です。
買った人たちの思惑としては、
「安く買えたから普通に売れば儲かる」
というものでしょう。
つまり、
ネム(NEM/XEM)の将来性に
期待してガチホするという
ものではなく、
短期的に売り抜けられればいい
という考え方です。
これは、
市場にとっては強力な
売り圧力となります。
ネムはいつ上がる?
ネムホルダーにとっては
非常に厳しい状況ですが、
ネム(NEM/XEM)の価格は
もう上がらないのでしょうか?
私見ですが、
私は上がる可能性は
残っていると思います。
ただし、
その起点となるのは残念ながら
日本ではないでしょう。
日本では
ネム(NEM/XEM)に対する
悪感情が浸透してしまいました。
気分が価格を支配する
仮想通貨市場では、
日本のユーザーが今後積極的に
ネム(NEM/XEM)の買い圧力となる
とは思えません。
先ほどZaifでの取引量のシェアが
半分になった話をしましたが、
落ちた分のシェアは
海外取引所が握るようになりました。
その意味で海外で火がついて、
日本に波及するということは
あると思います。
問題はその時期ですが、
こればかりは予測がつきません。
ただ、
火がつくための条件なら
いくつかあげられるでしょう。
まずはネム(NEM/XEM)での
「カタパルト」
の実装でしょう。
兄弟分であるmijinへの
カタパルトの実装は
この5月になされましたので、
それがいつネム(NEM/XEM)へ
反映されるかが
一つのポイントになるでしょう。
もうひとつは「実需」です。
これはネム(NEM/XEM)だけの
問題ではありませんが、
ネム(NEM/XEM)のように
すばらしい性能を持った
仮想通貨でも、
実際に使われなければ
ただのデータです。
逆に言えば、
今現在「実需」のある
仮想通貨はありません。
小さな分野でも
「実需」
としてデファクトスタンダードの
地位を得れば
価格は必ず上昇するでしょう。
最も近いのは
リップルだと思いますが、
ネム(NEM/XEM)にはリップルほどの
営業力がないように思えます。
ネム財団もそのあたりは
意識していると思うので、
今後に期待ですね。
将来的に今の価格が底だったと
思う時が来るかもしれません。
投資は自己責任ですから、
今を底と見て仕込むという
判断があってもいいと思います。
追記:ネム(NEM/XEM)に明るい兆し!?
その後も低迷が続いている
ネム(NEM/XEM)ですが、
ここへきて明るい兆しも
見えてきました。
ぜひコチラもご一読ください。
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