リップル(XRP)とは?
時価総額でほぼ第3位が定位置の
仮想通貨です。
ときどきイーサリアムを抜いて
第2位になることもありますね。
リップラーと呼ばれる、
リップルを熱烈的に支持する
長期保持者も多数います。
あの
「秒速で億をかせぐ男」
と呼ばれた与沢翼さんも
その一人ですね。
リップルのなにがそんなに
魅力的なのでしょうか?
リップルとは?
仮想通貨に興味を持ち始めると、
調べていくうちに、
リップルの名前を目にする
ことも多いと思います。
リップルに関しての
一般的な知識としては、
・銀行間送金のブリッジ通貨として有望らしい
・送金に特化している
・大手銀行や大企業が参画しているらしい
といったところでしょう。
全部正しいのですが、
これだけではリップルの一面
しか知らないと言えます。
リップルは実に野心的かつ
現実的な仮想通貨です。
その意味をしっかり
理解しておきましょう。
リップルの目指すもの
リップルが最終的に
目指しているものは
「IoV(インターネットオブバリュー)」
です。
「価値のインターネット」
という意味ですね。
もうちょっと具体的に言うと、
すべての価値をインターネットを
通じてやり取りできるように
してしまおうということです。
例えば、
今現在はビットコインを持っていても、
それを銀行に直接入金することは
できませんよね。
やろうとおもったら、
・ビットコインを取引所に送る
・取引所でビットコインを売る
・売却で得たお金を銀行の口座へ送金する
という具合に何段階もステップを
踏む必要があります。
もちろん時間もかかりますね。
これをスマホでポチポチしただけで
数秒で銀行の残高へ反映できたと
したらどうでしょう?
すごく便利ですよね。
あるいは同じようにスマホポチポチで
楽天スーパーポイントをSuicaに
入金出来たら便利ですよね。
このように
「価値をインターネットを通じてカンタンにやりとりできるようにしようよ!」
というのが、
リップルが最終的に目指すところです。
既存の価値はそれぞれ独立した
システムで動いています。
クレジットカード、電子マネー、
ポイントプログラム、銀行、
モバイル決済、仮想通貨などは
現在は独立したシステムで
機能しています。
これをリップルネットワークでつないで、
自由にやり取りしようというわけです。
これはかなり野心的な目標と言えます。
世界中のあらゆる「価値」が
リップルを通じて交換可能に
なるわけです。
まさに
「世界が変わる!」
と言えるでしょう。
リップルの(当面の)目標
最終目標はかなり壮大なものですが、
そのためには段階を踏んで
いかなければなりません。
まず、
リップルが普及している必要がありますし、
間違いのない、
信頼できるものであることが
大前提です。
そこでリップルが目をつけたのが、
国際銀行間の送金事業です。
現在の国際送金システムは
SWIFT(スイフト)と呼ばれる
システムです。
これはインターネットの誕生する
はるか以前に確立されたシステムで、
システムと呼ぶのも恥ずかしくなる
くらいにアナログな仕組みです。
例えば100円を送金するのに5000円の
手数料がかかったり、
時間も数日から1週間のレベルで
かかります。
その上、
送金自体失敗することもあります。
要するにまったく今の時代にそぐわない、
時代遅れのシステムなワケです。
これをリップルが構築する
ネットワークで行えば、
数秒で送金が完了し、
手数料も1円以下で済みます。
国際送金事業で使われるようになれば、
リップルの流通量も増えますし、
何より信頼性を得られます。
「え?でもそんなの銀行が儲からないから普及しないんじゃ?」
と思う人もいるでしょう。
でもそこには銀行側も得をする
仕組みがあります。
●銀行が得する仕組み
現在使われている
SWIFTという仕組みでは、
コルレス銀行と呼ばれる
中継銀行が大きな役割を果たします。
日本で言うと
三菱東京UFJ銀行がこのコルレス銀行です。
このコルレス銀行は
コルレス契約をした海外の銀行に
口座(ノストロ口座という)を持ち、
現地の通貨をプールしておく必要が
あります。
当たり前ですね。
送金先に渡すときは現地の通貨で
渡すわけですから。
リップルネットワークを使えば、
まずこのノストロ口座に準備
している現地通貨が必要なくなります。
また、
現状ではコルレス契約をしていない国の
銀行に送金するためには、
さらに別のコルレス銀行に中継を
頼まなくてはなりません。
場合によっては10近い銀行を経由
するので銀行側も手数料がかかります。
リップルネットワークを使えば、
そもそも中継をはさむ必要もないため、
銀行が中継銀行に対して払う手数料も
節約できます。
このように、
銀行側にも多大なメリットが
あるわけです。
リップルのこの取り組みは
現状では成功していると言えます。
世界で100を超える銀行が
リップルのネットワークに参加し、
テストを繰り返しています。
リップルは儲かる?
仮想通貨投資の投資先として
リップルは有望かというと、
かなり有望であると言えます。
グーグルも出資していますし、
三菱東京UFJ銀行が
リップルネットワークの利用を表明した
2017年3月には短期間のうちに
6倍まで値上がりしました。
しかし、
儲かるかどうかは
投資スタンスによります。
おそらく短期的に儲けるには
相当のトレード技術が必要でしょう。
私が思うに、
リップルの値段が高騰するのは、
リップルネットワークが実現し、
ノストロ口座の資金が
必要なくなった時だと思います。
その時にはノストロ口座の
外貨の代わりにリップルが
大量に買われることになると思います。
それこそ数百倍も夢ではない
かもしれません。
ただ、
それがいつになるかは
誰にもわかりません。
だからリップラー達は基本的に
長期ホールドの投資スタンスを
とっています。
ここでいう長期とは最低でも
3年は必要でしょう。
リップルは長期投資のガチホ戦略には
最も適した仮想通貨であると言えます。
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